唐突ですが、私の乗ってるロクダボは05年式国内仕様です。わざわざ「国内」ってついてるくらいなので海外仕様のいわゆる「逆車」とは大きな違いがあります。それがパワー。USやEUだと117psもあるのに対して、国内仕様はわずか69ps。50馬力も違うのです。仮にもスーパースポーツとして生まれてきて、その母国での仕様が去勢された姿とはなんたる皮肉でしょうか。もちろんホンダとしても日本の道路事情や規制を鑑みて、地理的にも法的にも狭い国で快適に走れるように適切なパワーを設定したのは分かります。それに120馬力近くを扱いきれるなんて思いませんし、国内仕様の69psですらそのパワーの全てを扱いきれるなどとは思ってもいません。
ですがその使われない数値にはロマンが詰まってます。たとえ実質60psしか出てなかろうが、スペックシート状の69psという数値にロマンを感じるものです。逆車の117psだったら尚更です。たとえそのパワーを扱いきれなかろうが、"そのパワーを持つバイクを持っている"ということに人々は歓びを感じるわけです。

で、その国内仕様のロクダボなのですが、 いじれば逆車と同じように120ps近くまで出すことが可能です。基本的にバイクは車のように飛躍的に馬力を上げるのは難しく、伸びしろも少ない為、馬力を上げる為のチューニングをする人はほとんどいません。やってもインジェクションコントローラなどで燃調いじったりというのがほとんどです。たまにボアアップやらターボやスーチャーつけたりする人がいますがそんな変態はごく一部なわけで…。
この国内仕様のロクダボはメーカーによってデチューンされてるが為にチューニングして馬力を上げることが可能なのです。つまり車のようにイジってパワーを上げる楽しみを味わえるバイクということです。
チューンの内容を簡単に説明すると
・ECUを海外仕様に切り替え
・インシュレータの交換
・逆車仕様カムシャフトへの交換
・ラムエアインテークの遮蔽版の除去
・エキパイを逆車仕様or社外のものに交換
・サイレンサーも逆車or社外のものに交換
などなど。他にも細かいところでチェーンやスプロケなどがあります。
ショップに頼めば工賃3万~でやってもらうことができますが、こういうのは自分でやった方が楽しいですよね。金銭的にもこっちの方が楽しいはずです(重要)。この項目も全てクリアすれば"フルパワー"、つまり逆車と同じ性能を引き出せるわけなのですが、エンジンを開けることになるハイカムシャフトへの交換をやらない"セミフルパワー"という状態に持っていく人が大多数です。私もそこまでやる気ないです。というかお金がないです…。

ということでまずバイクがどのようになってるのか確かめることにしました。
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まずタンクを外します。
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タンクを外すとこんな感じ。ロクダボのタンクは実は他のバイクとは違っていて、タンクと思われているところが実は樹脂のカバーでそれを開けると中にタンクがあるという感じになってます。初めて開けた時はいろいろな意味で驚きました。タンクカバー外せば中に燃料タンクがビッチリ詰まってると思ってたので、まさか前方半分近くにECUやらエアクリが置いてあるとは思ってもみませんでした。
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こちらがECU。国内用と海外用のマッピングが一緒に入ってます。ん?なんかいじった痕跡が…
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とりあえずカバーを外します。
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あっ
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ご覧の通り緑の配線が途中で切れてますね。これ、加工した後のようです。セミフル化するときはECUの配線をいじるわけなのですが、緑の配線を切って海外用の配線に合流させます。切った残りの方は絶縁させなければいけないのですが前のオーナーさんはそのままにしていたようですね。このあと絶縁させときました。

こうなると、この車体は既にセミフルパワーになっている可能性が高いということになります。
一応そのエアクリも覗いてみましょう。
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エアクリボックスのボルトを外していき、
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御開帳。
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開けるとガソリン?の気化したような匂いと水滴が溜まっていました。ちなみに今度書きますが、実は今このバイク絶不調でして、アイドリングは安定しないわ物凄いアフタファイア、時にはクラッチ切ってエンストするという事態にまで見舞われおり、二次エアでも吸ってる、もしくはエアクリ内になんか不調でもあるのかなと思ったので、それを見るためにもエアクリボックスを開けました。
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一応スロットルボディにボルトが入ったら大変なのでウェスを詰めていますw
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とりあえずエアフィルターを外してみます。
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これはかなり汚い。というか私が納車してから4カ月ですが既に1万km以上走ってるので汚いのは当たり前ですね。それに前のオーナーが交換していなければ最悪3万km近く交換されてない可能性もあるわけで…。早く交換しなければ…。
さて、問題はラムエアインテークの遮蔽版がどうなっているか。本来ならば片方が銀色の板で塞がっており、明らかにパワーを落とされている状態になっています。とりあえず見てみましょう。
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遮蔽版なし。
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こちらもなし。つまり、こちらもセミフルパワー用の加工済み。
あとはエアファンネルが逆車用になってるかどうか、という話なんですが
ぶっちゃけここまでやってるんなら9割方エアファンネルも逆車用になってることでしょう(というかもうこれ以上外して確認するのがめんどくさい)
ということで、結果は"私の車体は既にセミフルパワー仕様になっていた"、ということでした。 めでたしめでたし。
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ドノーマルの国内仕様だと思ってた車体がまさかセミフルパワーだとは思ってもみませんでしたが、以前0-100をスロットル全開で行ったら普通に3秒で行けたのでまさかとは思ってたのですが、そのまさかでした。ちなみに残る項目のハイカムシャフトやらスプロケやらエキパイはイジる気はありません。もうこのパワーで十分です。サイレンサーは納車して一週間ちょっとで社外のものを入れてあるので抜けもかなり良くなっており、馬力も多少上がっていることでしょう。
 
さて、余談ですが、モーターショーに行くちょっと前に色々ありました。
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こちらがちょっと前の姿。日本一周中と比べると、リムステッカー、ニュル24耐ゼッケンの文字フォントの変更(本物により近づけました)などが変わっています。
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 それに加えてサイドカウルのステッカー類を一度全部剥がし、"GRANTURISMO"の文字の大きさを少し大きくして、その下の"GTPlanet"と"TopGear"のペアを解消し、"TopGear"から"POLYPHONY DIGITAL"へ変更。他にもスイングアームに細かくステッカー類を入れ、シートカウルには今入れている社外マフラーのメーカーである"DELKEVIC"の文字を入れました。リアホイールには大きくHONDAの文字も入れてあります。あとはLEDを各所に配置、イカ釣り漁船に拍車がかかりました。
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 あとは個人的にも気に入ってるのですが、シートカウルのシートすぐ後方に"nurburgring"の文字とURL、そして見てお分かりの通りシングルシートカウルも導入しました。商品自体は5000円以上したのですが、バイクを買った時にもらったポイントを使い、700円程度で購入することができました。レプソルカラーのものを買ったので、カーボンシートを張り付けましたが、よく見ると"REPSOL"の文字が浮き出てしまっています。

もう自分でもため息が出るほどカッコよくなったなぁと愛車を褒めていたのですが、次の日
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 バイクぶっ倒しました…。寝起きの状態でバイクをフラフラ移動させていたところバランスを崩し右側に倒してしまいました。お陰でミラーは折れ、クランクケースにも傷が入り、
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 シートカウルとシングルシートカウルにもダメージが及びました。完成してからわずが半日のことです。もう死にたくなりました。
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 このミラー、先輩から譲り受けてMC41時代も使ってたんですよね…。一緒に日本一周もしたのに…。多分2代のバイク合わせて2万数千キロ、このミラーで後ろの風景を写しだしていたはずです。こんな形で別れが来るとは思ってもみませんでした。
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 その日のうちにセットで1500円のミラーを注文。Amazonのポイント使ったので実質10円。次の日の朝には到着し、つけました。やはり細かいところを見ると1500円だなぁとは思いますが、1500円にしてはよくできてる、といえるポイントが多いです。でもなんかNinjaのミラーっぽい…。それにやっぱりナポレオンミラーいいミラーだったので残念です…。
あと鋭い方はお気づきかもしれませんが、ハイビーム側を青フィルムで覆ってオッドアイにしてあります。夜点灯すると光が多少青白くなっていい感じの色合いになってくれます。多少HID感が出てなかなかいい感じです。ちなみにこれ、MC41時代に貼ってたやつの残りです(笑)。

まぁ来月車検なんで剥がすんですけどね。

皆さまは愛車をぶっ倒さないようお気を付けください。